認知が低いキーワードも、ソーシャルメディアなら有効に! 

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ここでは、ソーシャルメディアとして普及している、facebook活用についてお話します。

従来、Webマーケティングの手法の1つにSEO対策(検索エンジン対策:google等の検索エンジンで良い場所に検索結果として表示させるための対策)がありました。一般的に、SEO対策では認知度の高いキーワードで対策する必要があります。例えば、ケーキ屋さんを始めたのであれば、googleで「ケーキ」というキーワードを使って検索してもらい上位5位くらいに入れば、自店のホーム―ページ(HP)のアクセスも増えるでしょう。
逆に、仮に自店が「ボリューム2倍のケーキ(一般的なケーキよりも大きいケーキ)」を売りものにしたいとします。しかし、消費者はボリューム2倍のケーキがあるなんてしらないため、「ボリューム2倍のケーキ」というキーワードで検索する事はありません(たまたま、友人からそのようなケーキがあると聞かされていればべつですが)。つまり、検索エンジンによるPULL型情報発信では、そのキーワードが知られていないとダメなのです。

一方、例えば新聞広告に、「ボリューム2倍のケーキ屋登場!」と出すと、広告を見た人は、「え、ボリューム2倍のケーキなんてあるの!」、「今度行ってみようなか」と思うかもしれません。
つまり、新聞広告のようなPUSH型情報発信は、知らないキーワードを伝える(教える、気づいてもらう)事ができるのです。

実は、ソーシャルメディアであるfacebookは、このPUSH型情報発信が有効なのです。facebookユーザーの方はお分かりだと思いますが、例えばFB友達が「こんな商品あるよ」という感じで投稿すると、それが自分のPC画面に自動的に表示されます。それを見ると、「あ、こんな商品あるだ!」と気が付きますよね。これは、新聞広告やテレビCMと同じ効果がある、PUSH型の情報発信なのです。

ということは、ボリューム2倍のケーキ屋さんもfacebookで誰かが紹介する(或いは自分で紹介する)ことで、気がついて貰う事ができるのです。例えば、「ボリューム2倍のケーキ屋さん」というタイトルでfacebookページ(或いはチェックインスポット)を作っておき、自分がfacebookで投稿する時は、必ず「ボリューム2倍のケーキ屋さん」にいますと場所指定しておけば、ボリューム2倍のケーキ屋さんを告知することができます。
このように、facebookはPUSH型情報発信媒体であるため、世間に知られていない店舗名や商品名、サービスを告知する事ができるのです。ちょっと、まとめておきますね。

■SEO対策によるHP誘導(PULL型情報発信)
知られているキーワードを使わないと、HPへの誘導ができない(ただし、周辺キーワードでSEO対策する事は可能ですが、それは別の機会にお話します)

■facebookでの告知からHPへ誘導(PUSHU型情報発信)
知られていないキーワードでも、興味を引く言葉であれば多くの人の関心を引き、そこからHPへ誘導することができる。

facebookを活用する場合、この媒体特性をしっかり理解して活用することで、中小企業でも自社の製品や商品、サービスを告知する事ができると思います!

IT経営コンサルタント 坂田岳史

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