IT経営と如水の共通点は?【IT経営コラム】

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こんにちは、IT経営コンサルタントの坂田岳史です。

先日、NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」を見ていました。官兵衛は秀吉の怒りを買い、命が危ない危機に陥りましいた。そこで官兵衛は、出家して「如水」となったのです。そして、その時官兵衛(如水)が秀吉に言った言葉は、「水に形はありません」、「どのような形にするかは主(あるじ)次第・・・」。つまり、自分を活かして上手く使うも、使わないも主である秀吉次第という事ですね。結果はご存知の通り、官兵衛は許されました。

このシーンを見ていて感じたのですが、水に形が無いようにITにも形がないのです。水は、コップに入れればコップの形になるし、お皿に入れればお皿の形になる。これと同じように、ITも工場で使えば生産管理システムになるし、ネット販売で使えばインターネットショップになる。どのような形のITにするかは、全て主である社長の意思にかかっています。さらに、水は形だけですが、ITの場合は形を変えると共に、その会社に有益な働きをします。ITをどのような形にして、自社に有益に使うかは主の考えにかかっているのです。

しかし、特に中小企業ではITの形を決めて、それが自社に有効かどうか主である経営者の方が自身で判断できないケースが多くあります。そのような場合私は、その会社の経営目標を聞き、経営課題・業務的課題を洗い出し、有効なITの形造りをご指導させて頂いています(IT化企画書というドキュメントにして)。

形の無いものを自社にあった形にして、それを上手く使う。その結果、売上・利益向上という経営的効果を出すのは難しいですが、経営者、従業員、外部専門家が協力すれば、成し遂げる事ができると思います。


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