IT経営コラム:商品の付加価値を考える!【記事】

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こんにちは、IT経営コンサルタントの坂田岳史です。

先日、顧問先の会社へ行ったら3時の休憩のときに「おにぎりせんべい明太子味」なるお菓子が出てきました。部長さんが九州へ出張に行った時に、お土産に買ってこられたとのこと。

その部長さん曰く「中身はそんなに入ってないけど、1000円もしたんだよ」。

すると回りにいた社員の方々が、「え~1000円もするのですか!」、「高いよね~」、「明太子味というけど、普通のおにぎりせんべいとあまり変わらない」、「でも、九州限定というのが面白いね」などと話しています。

さらに、パッケージに書かれた九州各地の名所を見て、「あ、長崎のグラバー邸て、行ったことある・・」、「宮崎の高千穂峡って以前、前東国原知事がテレビで言っていたよね・・」など、いろいろ九州の話題で盛り上がりました。ふっと気がつくと、20分以上経過し3時の休憩時間を過ぎていました。

この「おにぎりせんべい明太子味」は、中身のせんべいはこれと言って特筆する部分が少ないですが、九州限定や明太子味、パケージに書かれた九州の名所などにより、楽しいひと時を過ごすことができました。

せんべいの価値だけ考えると1000円は高いでしょう。しかし、せんべいの価値の他に話題がたくさんあり、人と人とのコミュニケーションが促進されます。このような付加価値があれば、1000円でも決して高くないですね。

付加価値をつければ、多少高くてもお客様は買ってくれるのです。売れる商品には、商品自体の価値の他に何か価値があるケースが多くあります。この価値をみつけ出すことがヒット商品誕生に繋がると思います。

IT経営コンサルタント 坂田岳史 (ITストラテジスト、中小企業診断士、ITコーディネータ)
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