IT経営コラム:企業文化・風土にみる、IT経営!【記事】

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こんにちはIT経営コンサルタントの坂田岳史です。

先日、ある方から、「IT経営コンサルティングを行う時、まず初めに何に注意しますか?」と聞かれました。答えは人によって違うでしょうが、私はこれからIT経営コンサルティングを行う会社の「企業文化・風土」を見ます。例えば、社長絶対主義なのか、社長を含む経営幹部の合議制なのか、或いは従業員から意見を吸い上げるボトムアップ型なのかです。
どの企業文化が悪いと良いという議論ではなく、企業文化や風土にあったコンサルティング方法を取るということです。

例えば、社長絶対主義の文化がある場合、社長は孤独な場合が多いので、IT活用を伴う経営改革や業務改革についての、社長の本当の思いを従業員にうまく伝える(浸透させる)必要があると思います。そして、方向性を合わせる。本来、これはIT経営コンサルの役割ではないかもしれませんが、私はそこまでやります。

また、経営幹部の合議制の場合は、幹部の方々全員が理解し納得するような、経営改革・業務改革の進め方を指導する事が必要です。1人でも納得しなければ会社全体が動かくなくなります。

さらに、ボトムアップ型の場合は、各部門の責任者等が話し合いながら業務改革を行いますが、その場合自部門の最適化を優先して、全社的な最適化を考えない事があります(いわゆる部分最適に固執し全体最適の考えがない)。この場合は、全体最適の考え方を説く事に注力します。

企業の文化や風土は様々で、上記の分類に当てはまらないケースも多々あります。しかし、企業文化にあったIT経営コンサルティング(ITを活用した経営・業務改革)を行わないと、上手くいかないでしょう。私は常に、企業文化・風土を考慮してIT経営コンサルティングを行っています。

IT経営コンサルタント 坂田岳史 (ITストラテジスト、中小企業診断士、ITC)
*IT経営に関するご相談は「こちら」からどうぞ!

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