IT経営における情報技術と管理技術!【記事】

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先日、スマホ(iphone)を購入しました。以前は、ガラケーだったのですが、よく回り人から「IT経営コンサルなのに、ガラケー使っているの?」と言われたりしました。私は、それはちょっと違うなと感じます。

IT経営(IT活用による経営・業務改革)には、大きく2つの車輪があります。1つは、ITを使うための
情報技術、もう1つはITの有効性を管理統制する管理技術です。前者は、例えば、HPやblogが更新できる、ネットワークの知識があるなどの技術的な側面です。

一方、後者は、IT活用の目的とその成果を明確にして、その
目的と成果達成の為に、最適なIT(業務システムやWeb系システムなど)を導入して活用する。そして、当初の目的が達成できているかをモニタリングして継続的な改善活動を行う。これは、IT活用の管理というか統制と言ってもいいでしょう

IT経営には大きく2つの車輪がありますが、この管理技術がIT経営の神髄だと考えています


例えば、営業担当者がルートセールスする時に自転車よりも自動車の方が効率良く顧客訪問できますが、
訪問する顧客の状況を事前に調べて、提案内容を吟味する方が重要という事に似ています。もちろん、最新のIT機器を持って使う事も重要ですが、それよりも私はITの管理技術の方が重要だと考えており、IT経営コンサルも管理技術を中心に行っています。

ちなみに、ある会社では20年以上前から、オフコンを使って業
務処理していますが、システムの内容は業務効率化に役立っており、最新のネット技術やコンピュータを使う必要なありません。
IT経営には、この
ように情報技術と管理技術があり車の両輪です。そして、管理技術は駆動する方のタイヤ(FFなら前輪)と言えるでしょう。

尚、このようなIT経営の両輪を上手く回すためには、自社の目的と成果を達成するために必要なシステムを予め定義した、「IT化企画書」を作る必要があります。そして、それに必要事項を付加して、RFP(要求仕様書)を作成し、パッケージメーカーやソフト開発会社に発行します。そして、複数のシステム提案を貰い、そこから目的と成果を達成できるシステムを調達・構築する事が重要です。

特に中小企業では、このようなIT化企画やRFP作成などができないケースがあります。そのような場合は、ぜひ、一度私(坂田岳史)にご相談ください。

IT経営コンサルタント 坂田岳史

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