IT経営コラム:答えは1つではない!【記事】

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こんにちは、IT経営コンサルタントの坂田岳史です。

有名な話ですが、
4+5=はいくつでしょうか?(小学生でも分かりますね)。
それでは、○+□=9の場合、○と□には何が入りますか?
これはいくつか答えがあります。
日本の学校では前者の方法で算数を教えますが、海外では後者の方法で教えるそうです。
もちろん、後者の計算方法ではいくつ回答があります。つまり、決まりきったことを教えるのではなく、答えは1つはないので、答えは自分で考えろ!ということです。

以前、ある方の紹介で企業の業務改革コンサルをやりました。
先方の依頼は、現在の業務を分析してITを活用した、新しい業務内容を提案して欲しいというものです。
それはそれでいいのですが、私が提案してそれが良いという事になれば、その方法しか分からないわけです。

例えば、自分達で新しいやり方を考えれば、その過程でいくつかの答えの候補がでると思います。本来はその候補の中から最適なものを選ぶことがいいと思います。

依頼があった時にその事を説明したのですが、先方はなかなか検討している時間がないので提案して欲しいとのことです。
まずは私が業務分析をして、新規業務のあり方を提案してもらい、そしてそれが本当にベストかどうか検討したいそうです。

この方法は外部コンサルに自社の業務改革のあり方を考えてもらうというものです。ま、信頼されているからそういう依頼がくるので、ありがたい事ですが、やはり自社の業務改革は経営者・従業員が一丸となって取り組む必要があります。ですので、私は社長にその旨を話し、全社的に取り組む事を提案しました。

結果的に、完全なプロジェクト体制は取れませんでしが、管理者や現場リーダーの方々も協力して頂けることができました。
外部のコンサルに依頼すると(仮にそれがベストあっても)1つの答えしか見つかりません。最後の答えを出すまでの過程でいくつの答えを考えて、そして最終的な結論に導く。これが、業務改革では重要だと考えています。

IT経営コンサルタント 坂田岳史 (ITストラテジスト、中小企業診断士、ITコーディネータ)
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